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リストマーク ピアノ 

2015年01月20日 ()


人に出会うのが好きだ。
その割にコミュニケーションをとるのが苦手だ。
何を話せばいいのか、どう接するのが正解なのかよく分からない。

コミュニケーションがうまくできているのかはよく分からないけれど、人から得るものは計り知れない。


小さいときからピアノを弾くのが好きだった。
一人で考え事をしながら弾く。弾く。
ぐちゃぐちゃになった気持ちが音と一緒にスッと消えていく。

高校を決めるときに、ピアノが勉強できる高校に行こうかと悩んでいた。
勉強が嫌いで、ピアノを弾くのが好きだったという単純な理由だ。
ブライダルピアニストになりたい。ピアノの先生になりたい。そんなことも思っていた。
周りは私の将来を考えてピアノだけで仕事を得るのは、難しい(どんな仕事も難しいけれど)と言っていた。
よく分からなかったけれど、お金にならないのか。と解釈した。
周りの意見は正しかったかもしれない。ピアノを勉強してもブライダルピアニストになれる可能性は低い。
そして他の仕事がしたくなってもできることの幅は限りなく狭い。
じゃあお金になる仕事ってなんだろう。
やりたい仕事でお金になる仕事?ってなんだろう。
私はピアノを弾き続けるべきなのだろうか。
中学生ながらも悩んだ。
何がしたいのかわからなくなった。

だんだんピアノを弾かなくなり、
ピアノを触らなくなった。
埃かぶったピアノを弾こうとした瞬間。
なんだか変な感じがした。

指が忘れている。

私のピアノは、適当だ。
勝手に音楽を覚えてくれた指が鍵盤をたたく。

指が忘れてしまっては弾けないのだ。

大学生になり、ピアノを練習しようと思った。
忘れた指達を応援した。

思い出して!

少しずつ思い出した指達。

4年前。カナダでのことだ。
イザベルが「いぶきの似顔絵を描いてあげる。」と言ってくれた。

私はその代わりにピアノを披露した。
指達は少しずつ思い出してくれていた。
カナダのピアノ屋さんで正直すぎるイザベルが感動したと言ってくれた。

2年後、イザベルが日本に来た時。
「いぶきピアノ続けてる?」と言われた。

「ううん。もう忘れちゃった。」と言うと
イザベルは残念そうな顔をしていた。

私の指はもうすでに忘れていた。
そんなイザベルの一言がきっかけで

私はピアノを練習するようになった。

指もだんだんと思い出してくれた。

そんなピアノを最近ショッピングモールの最上階にあるガーデンと図書館に毎日弾きに行っている。

周りでお茶している人々は拍手してくれたり、話しかけてくれたりする。


ピアノを弾くのは本当に気持ちがいい。


そこで一人の男性が「作曲してCD出しなよ!」と言ってくれた。
冗談かもしれないけれど
今までに思い浮かばなかった発想だ。

出来ない。出来ない。どうせお金にならない。

大人になるにつれて出来る可能性を信じられなくなる。

私は作曲してみたいと思う。

したことなんてないし、全くやり方もわからないけれど。
でもやってみないと出来ないかなんて分からない。

新しいことを始め、独学で勉強し、それを仕事にしている人にも出会った。

イザベルの「ピアノ続けてる?」見知らぬ人の「本当に感動した。」「ありがとうありがとう。」「作曲してみなよ!」

そんな世界中で毎日誰もが言ってそうな言葉に私は動かされる。
そしてそんな言葉が私を幸せに導いてくれているような気がする。

人々に出会わなくては行動しなくては出会えない言葉達。

人とコミュニケーションをとるのが苦手だ。
でも私は続けていきたいと思う。
そしてこんな私でも誰かの人生を少しでも幸せにしてあげられる言葉をかけられたらなと思う。


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[2015.01.20(Tue) 11:52] カナダTrackback(0) | Comments(0)
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